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ここではアメリカ製のOHV V8をベースに話をしていきますが、他の大排気量エンジンにも共通することがあるかもしれません。 英国車、ドイツ車、イタリア車等のエンジンも多々オーバーホール/チューニングはしてきましたがそれぞれお国柄があり面白いのですが多岐にわたり過ぎるので別のページを製作中です。
まず基本設計が50年も前のエンジンでいまだ現役というのは名作のうちとはいえませんか。
カム4個より1個のほうが、バルブ32個より16個のほうが安いに決まっているし原材料からの加工製品化では環境にやさしいに決まってます、ま、その後がいけませんけど。
いずれにせよ構成点数が少なければ故障の原因は激減、おまけに日本では泣かされる下請けも少なくて済むし、なにも5バルブ4カムだけがエンジンじゃないでしょ。
GMやらFORDの1台あたりの生産原価に占めるエンジンのコスト見てみたい、などと思いつつヒン曲がったプッシュロッドを眺めたりしています。
ということでこの名作エンジンでサーキット走ろうと思い立ってしまったおじさん達がいます、幸いにもその中に排気量はデカけりゃデカいほうが、ピストンなんてのは最低でも10センチ以上でしょ、
バルブも本数少なくてもデカいほうが、などと舶用3万馬力信奉者の私がいたわけで話はとんとんと進み車種選定ではオーナードライバーのかっこいいからの一言で決定。
で、できあがったのがこの車!
当初載せたエンジン ベースはGM454、これにマリン用鍛造の4.25ストローククランクでボアはSTD。
そうなると結局は482の排気量でデカけりゃいいの面目躍如です。
この4.25スクエア、クローズドチャンバと組合わせるとなかなか面白くてあまりカムを選びません。
ここらあたりがMk4ブロックストロークの限界のようで6000rpm以上は危なくてまわせないのですが298度位のカムでもほぼストレートなトルクカーブでいい感じ。
じつはこのエンジン、同じオーナーの1970年のエルカミーノに載せて遊んでもらってたもので 仕様は6速のダグと3.0に限りなく近いファイナル、でもってグッドなんとかのヨタタイヤを履いて一応ノーマルだと危険なのでサスペンションもとっかえひっかえ、なんとか仕上げて車高も少し 前下がりにして、なーんてやってみてもリアのトラクションはどうにもなりません。
開けるとアンダー、閉じればところかまわずテールが、、、  ま、当たり前ですが。
ところがこのトラック峠の登りでは楽しいのです、勾配が結構急になればなるほど後ろにトラクションが かかりアクセルだけで自由自在、せいぜい2000rpmもまわっていれば鬼のような加速。
一時期預かることがあって、白状しますが夜毎箱根へ峠族の人達をからかいに行ってました。
NAは無論敵ではないしそこそこターボの扱いが上手い子でもいったん抜いてしまえばこっちのものなにぶん横向ければ2車線きれいに塞げます  ハハ、、、 けっして車からでませんでしたけど。
そんなこんなで味をしめて富士の走行会、荷台に工具とガレージジャッキ背負ってでかけました。
これも内緒なんですが、あるレース屋さんが富士を半日借りてテストするから来る、とさそわれる機会が以前にありましてそのとき余った時間に一度洒落で走ってます。
(その時は拍手喝采だったんだけど、、)
さて、走行会当日、お盛んなクラブでゲート前には国産、輸入車とりまぜて結構な台数。
そんな所ヘたった1台のアメ車、それもトラックでひとりで参加する勇気はとても無かったのですが
この車のオーナーも別の車で走るというので早い話がくっついていったわけです。
パドックの隅のほうで、なるべく目立たずにといってもガタイの大きいものですから人目をひきます。
もらったゼッケンをいそいそドアに張っているとみなさんがマジかという目で見ていきます。
こころなしか主催者の見る目も冷たく、顔がオイル撒いたらハッタおすと言っているような。
できれば私も撒きたくないんですけど、なにぶんアメ車のビッグブロック 先のことはわかりません。
で、一番後ろにならんで慣熟走行、ところどころで左右に振ってみます、これはなにもタイヤ暖めようなんて魂胆ではありません、あったまるとグリップ落ちるくらいのしろものですから。
グギッとかバキとかタイヤもげないでハンドル切った方へ行くかなーという確認です。
ピットロードへ戻って脇へどいてみんな出て行くのを待ちます、最後尾が出て30秒後にコースイン、Aコーナー脱出からすでにリアはどこへ行くかわかりません、100RからヘアピンそしてBへ、何気なくBの出口まできてギア比がぴったりなのに気がついてニター、これはこれはとおもいつつ坂道登っていくとストレート入り口に近くなるにつれ不安が湧いてきます。

登りでこれだけスピード乗ってしまうとフラットになるあたりでえらいことになりそ、重量あるしな、尻軽だしな、ヤッタラきっとざまーみろだしな、と思ってはいても4速全開の足はそのまま。
ちなみにこの時のタコは4500を指して5000へ飛び込みつつあります、最終出口で車幅1個分残るようにラインをとってそのまま駆け上がっていくと、なーんにも起こらずピッタリ左1台分残しでストレートへ、すぐに5速へいれながら考えてみるとこの車トラックなんです。
例の荷台の後ろについているアオリがウイングの働きをしてリアにしごくいい按配のトラクションがかるんでしょうね きっと たぶん。

タワーのあたりで6速へいれてみるとさすがに加速しません、アオリがこんどはエアブレーキになってるみたいです、あわてて5へもどそうとしてもすでに150Mの看板が前に見えてきてます。
そこでブレーキをガツンと、ハハ効きません 全くといっていいくらい。
そりゃそうです、いくらリアもディスクにしたところでフロントキャリパはノーマルと同じシングルピストン、背中でバックレストがみしっという位踏みつつ左手はリアブレーキコントロールのダイアルを景気よく絞ってペダルを一回しゃくってやりながら右へ軽くステアをあてて1コーナーインへ寄せていきます。
できればピット前から見えるところでスピンしたくないですから。

という具合にドタバタしながら3ラップ、落ち着いたところで隠し持ったストップウオッチで計って5ラップ目やっとこ2分00、アホくさくなって計るのやめました。
で、結末はウオーターポンプのボルトが4本全部緩んで漏れた水がヘッダーにかかり盛大に蒸気を吹き上げつつパドックへ。 振れのある安物プーリーを使うのはやめましょう。
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